毒子終了。

 いまさら私なんぞが言及することなどないかもしれませんが。
奉行ことwat氏がゴースト開発から撤退、それに伴い三月いっぱいでゴーストの配布を終了します。
久々の大物デベロパ(そしてゴースト)の撤退となるわけですが、
今回のケースは今までとはその持つ意味が違うような気がします。
というのも、wat氏は、自分のキャラをデスクトップに立たせるだけで満足してしまう者が多いこの界隈で、
伺かは何ができるか」「ゴーストは何ができるか」というものを模索し続けた数少ないデベロパだったからです。

 確かに、毒子が去っても魅力的なゴーストはたくさんいます。空やととたんなど。
しかし、それらはキャラとしての魅力が殆どであって、「ゴーストとして」秀でているかというと決してそうはいえないでしょう。
毒子が非常に優れたゴーストとしてユーザの支持を得ているのは、キャラやネタばかりではなく、
shiorisaoriの機能を使い倒して「ゴーストはこんなことができるんだ」ということを体現していたからではないでしょうか。
wat氏が去るということは、そのような「ゴーストの可能性を示す者」が一人去ってしまうということです。
すっかり萌え偏重となった現在の界隈で、彼の後に続く者は現れるのでしょうか。